皆さんは下着にこだわった事ありますか?
「下着なんて消耗品なんだから安くて十分」と思ったことありませんか?
でもお肌に直接身につけるものって実はとても大切です。
まず一日のストレス感が全く違うし何よりも自分を大切にしているという気持ちになれます。
親子3 代に渡って作ってきた肌着がどんなものかご紹介していきます。
粗悪な素材は使いません。
全て高級原綿にこだわっています。
ニッター、染工所と細かく打ち合わせをして、完成度が少しでも低かったら全て作り直しします。
まずは『素材の良さ』どんなに素晴らしい縫製でも素材が悪かったら絶対にいいものは作れません。
着やすさを求めようと思ったら素材の次は形です。
実はここにものすごく時間をかけます。
原型が出来たらサンプルを作って皆んなで着ます。
着るだけではありません。
毎日洗濯して縮みや形状変化をチェックします。
着辛かったとこがあったらパターン修正して再びサンプルからやり直します。
これだという形が決まったら取引先にも必ず着てもらいます。
全員が納得して初めて量産体制に入ります。
通常は効率やコストを考えて簡易化しがちなカッティングですが、
木村メリヤスでは効率よりも「着やすさと品質」を重視します。
難しいカーブも多用し、必要ならば贅沢に生地も使って裁断していきます。
着心地はもちろん『製品の顔』を作るのが縫製技術です。
縫目が肌に当たらないように『フラットシーマー』を私たちは多用します。
どんなカーブでも長い距離でも私たちは『フラットシーマー』で縫いあげる技術があります。
フラットシーマーで綺麗に縫うのはとても大変です。
『縫目を表側に見せる』のですから少しでも歪んでいたり生地がはみ出たり落ちたりするとすぐにわかってしまいます。
これが縫えるまでには長い長い年月の修練が必要です。
私たちの工場は『フラットシーマー』が自由自在にこなせる多くの熟練工(オペレーター)を揃えています。
その他にも様々な種類のミシンを使って一枚の下着を縫い上げていきます。
「もっと綺麗に見せるにはどうしたらいいか」いつも自問自答しながら試行錯誤を繰り返しています。
フラットシーマーとは
フラットシーマーでは、4本もしくは5本の針と6本の糸を使って2枚の生地を縫い合わせることができます。
その際に平ら(Flat:フラット)な縫い目(Seam:シーム)ができるので、フラットシーマーと呼ばれています。
『仕上げ工程』とはプレスは、不要な糸を切ったり不備が無いか検品する工程です。
人で言う『お化粧』するはまさにこの工程です。
プレスはとても重要な工程です。
美しく製品を見せるために完璧なプレスで仕上げます。
30 年以上の熟練工が一枚一枚丁寧にアイロンをかけていきます。
私たちは最後の『仕上げ工程』(プレスを除く)を障害やハンディのある方達に一部委託しています。
「時間がかかってもいいので一枚一枚丁寧に」と言う事をお願いしています。
とても綺麗な仕上がりでいつも感謝しています。