江戸時代「綿問屋」として「木村」を創業したのが始まりです。
そして戦後、株式会社レナウンの肌着メーカーとして厳しい品質基準に合格しながら綿肌着をずっと作り続けてきました。
その頃培った「高い技術力」と「高い品質」「丁寧なもの作り」を生かし今必要とされる新しいアイテムを現在では作り始めています。
多くの海外製品が日本に入っています。
繊維製品について言えば技術も素材もとても良いものも沢山あります。
それなのになぜ「日本製」がいいのか。
それは現場でいつも『疑問意識』を持って作るからだと思います。
「こうしたらもっと着やすいのではないか」
「生地の縮率が思ったよりも大きい。もっと大きく作ってみよう。」
同じ商品をひたすらリピート生産するのではなく問題意識とより良く改良するにはどうしたら良いかを考え続けています。
戦後60 年以上にわたり当時の株式会社レナウンの100% 下請工場として厳しい品質基準の中、肌着を作り続けてきました。
工場では一切妥協を許さず「これを着た人がどんな風に感じるだろう」と言う事を常に考えて「より綺麗により着やすく」「まごころを持って」をモットーに全ての物づくりに取り組んでいます。
作ったサンプルは全て試着洗濯を繰り返し「これなら大丈夫」と納得したものだけを世に出していきます。
「低コスト大量生産」の風潮により様々な国から洋服や下着が入ってきています。
またそれに伴う「大量破棄」も大きな社会問題になっています。
「サスティナビリティ」が大きなテーマとなっている今の時代、本当に作るべき必要なものはどんなものなのでしょうか。
私たちは真剣に時間をかけて心を込めて「物づくり」をしていく事に答えがあると思っています。
そこで「まごころ」と言うコンセプトを社員全員がいつも共有する事で理想とする「物づくり」に近づいていきたいと思っています。
わたしたちの「まごころ」を込めて作った物とはどんなものなのかを多くの人たちに知って実感してもらいたいと考えています。